保護ねこおやじのブログ

正月に発症した「くも膜下出血」の闘病日誌

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広告:くも膜下出血の兆候

1月4日の朝、突然意識を失った。突然ではあったが、それなりの前兆があった気がする。記憶を呼び起こし、皆様の予防に少しでも寄与できればと思い、お伝えする。

正月はいつものように妻と2人の子供とともに私の実家に帰省していた。長時間の運転による疲れのせいかわからないが、多少頭痛がしていた。いつもより少し強めの頭痛ではあったが、取り立てていつもの頭痛と変わったところはなかった。このため、いつもの片頭痛くらいにしか考えておらず、妻に言うとお酒を控えさせられるため、その時は誰にも伝えていなかった。帰りの高速で頭痛がひどくなったため、運転を息子に代わってもらった。1月3日の日であった。自宅につくと頭痛が和らいだため、その日もお酒を飲み始めた。

そしてその翌朝、くも膜下出血で突然倒れた。

意識を取り戻してしばらくしたのち、主治医に聞いてみたが、「一般的に兆候のようなものはなく、脳動脈瘤が突然破裂するものだから、正月の頭痛が今回のくも膜下出血に結び付けられなくてもおかしくはない」と言われた。

私の父は肺がんで亡くなったが、母は15年位前に脳梗塞を発症し、現在半身不随で車いす生活を送っている。このためがんと脳梗塞については特に気にしており、会社の健康保険組合の脳ドッグを2回ほど受けている。2回目の脳ドッグは前年の11月に受けており、くも膜下出血発症のわずか2か月前である。脳ドッグでは軽度の経過観察の所見が見られたが、特にくも膜下出血の兆候は見られていない。脳ドッグは受診するに越したことはないが、健康保険組合でも1万円という高額の受診料が必要で、脳ドッグ後2か月でくも膜下出血が発症したことから、受診したからと言って必ずしも予防ができるとは限らない。どのような診断結果であったのか当時の検査結果を探しているが、まだ見つかっていない。見つけられたらこのブログで報告したい。

入院中に主治医に脳ドッグについて意見を求めたところ、「くも膜下出血は脳ドッグではわからない。急にこぶが大きくなって破裂する。」と言われた。脳の解剖学的な解明は進んでおらず、人によって症状が違うらしい。造影剤を入れていない単なるMRI/MRAだけの脳の画像では症状はわからないらしい。

先日妻が頭痛を訴え、私の当時の様子をうかがってきた。この記事に記載した内容を説明し、心配であれば精密検査をした方がよいが、MRI/MRAレベルではわからないかもしてない。きちんと調べるのであれば造影剤を投与する必要がある。ただ、造影剤の投与には副作用がある、と伝えた。