2023/4/19 記事作成
はじめに
4/15の記事にて、「はてなブログ無料版でのGoogle AdSense申請時Google AdSenseホーム画面の解説の体験談」を紹介し、「承認は通ったのだがGoogle AdSenseを有効に活用できていない」ことを告白した。
改めてGoogle AdSenseの管理画面を調査したので、調査内容を紹介する。ホーム画面が難しくてよくわからないと悩まれている方もいらっしゃるかと思う。そのような方は是非ご覧いただきたい。
Google AdSense管理画面
承認メールの「アカウントを確認」(画像左)をクリックするとGoogle AdSenseと書かれた管理画面(画像右はサイドメニュー)が表示される。
サイドメニューであり、管理画面の左側に表示される。デフォルトは「ホーム」が表示されている。
私は常にログインしているので、いきなり管理画面が表示されるが、未ログインの状態ではAdSense アカウントへのログインが促される。各自のアカウントでログインしていただきたい。
管理画面のURLにはPublic-IDが付加されているので、個々人で異なると思われる。各自に届いた承認メールから遷移していただきたい。
管理画面の公式のヘルプはこちらである。AdSense 管理画面について - Google AdSense ヘルプ
管理画面のサイドメニュー
各メニューごとに解説する。
ホーム
遷移後に最初に表示される画面である。収益やアカウントの掲載結果のスナップショットや詳細レポートへのリンクが表示される。
通知欄:
ホームの右上にGoogleからの通知が表示される。表示しない設定も可能で、通知内容がよくわからない場合は詳細を見ることができる。
今回はこの2点が通知されている。2件目の戦争を容認するコンテンツはNGは特に問題ないだろう。1件目の販売者情報の公開に関してはどうすべきだろうか。
公開すると収益が伸びる可能性があるが、氏名・ドメイン・販売者IDを公開することになる。各自の判断次第である。公開する場合は「操作」をクリックして設定ができる。
推定収益額ウィジェット:
選択した種類の指標が表示される。ケバブメニュー(縦3つ点々のメニューアイコン、以下メニューと呼ぶ)には指標のカスタマイズに加えてレポートの表示、ヘルプとお問い合わせフォームがある。
残高ウィジェット:
現在の残高が表示され、メニューを開くとお支払いページ、ヘルプ、お問い合わせが表示される。お支払いページではお支払い基準額8,000円に対する残高のグラフとご利用利益が見られる。
パフォーマンスウィジェット:
設定期間(現時点/昨日と先週の同じ曜日との比較/過去7日間とその前7日間の比較/過去28日間(比較)/過去3か月間(比較))のページビュー、ページのインプレッション収益、表示回数、クリック数、CPC、ページCTRとそのレポートが表示される。ページのインプレッション収益(RPM)は、見積もり収益額をページ ビュー数で割り、1,000 を掛けた値。CTRは「Click Through Rate」の略で「クリック率」のことを指し、CPCは「Cost Per Click」の略で「クリック単価」のことを指す。CTRとCPCをバランスよく改善していくことでRPMが向上する。パフォーマンスを確認・分析しながら記事の内容や広告の配置を調整していく。
★関連する新機能ウィジェット:
新機能の通知が表示される。今回は「GDPRに対応しましょう」である。
詳細をクリックすると説明が出てくる。GDPR (General Data Protection Regulation)とは、個人データとその処理をEU内で統一基準で管理保護するために法的要件を規定したもので、2018年5月25日に施行されたそうである。個人データ保護に抵触する可能性のある方は、詳細をご確認いただきたい。
GDPRはサイドメニュー4.プライバシーとメッセージで再度触れる。
MORE...
下矢印の「カードをもっと見る」をクリックすると、さらに広告ユニット、サイト、国、入札方法、プラットフォーム、お知らせ、最適化などのウィジェットが追加で表示される。
最適化ウィジェットでは、広告のテストを勧められる。「テストを表示」をクリックするとサイドメニュー⇒最適化⇒テストに遷移する。
広告
Google AdSense承認時、「アカウント有効化」のメールが届く。メールに「広告の設定」のガイドが記載されている。その際に操作するページがこの「広告」サイドメニューである。
次の記事に広告の設定のガイドを転記してある。ご確認いただきたい。
アフィリエイト GoogleAdSense | はてなブログ無料版でのGoogleAdSenseの設定なら保護ねこおやじ - 保護ねこおやじのブログ (hatenablog.com)
サイト
AdSense で収益化したいサイトを追加する。「新しいサイト」をクリックし「ウェブサイト」にURLを登録する。
プライバシーとメッセージ
このメニューは、個人情報収集のためのメッセージを管理するための機能である。
次の3つの規則に対応するためのメッセージに対するON/OFFを設定する。
- GDPR:ヨーロッパの一般データ保護規則(GDPR)に規定された個人データを収集、使用、保存する際の具体的な要件
- CPRA:企業がカリフォルニア州のユーザーの個人情報を管理する方法を規制する法律
- LGPD:ブラジルの企業や組織による個人データの取り扱いを規制する、データ プライバシーに関する法律
いずれも外国向けの企業が対象である。日本の個人のブログでは、プライバシーとメッセージ機能はオフにしておくことをお勧めする。
ブランド保護
ブランド保護サイドメニューをクリックすると、コンテンツサブメニューが現れ、それをクリックするとさらに2つのサブメニューが現れる。
- 広告レビューセンター
広告レビュー センターでは、サイトに配信可能な広告が表示され、今後の配信を許可するかブロックするかを選択できる。
機能を使用する場合は「有効にする」をクリックする。一旦有効にした場合、無効にするための操作が見つからない。よく考えてクリックしていただきたい。 - ブロックのコントロール
ブロックのコントロールでは次の7種類に対して管理することができる。
・広告主のURL
・デリケートなカテゴリ
・カリフォルニア州消費者プライバシー法
・EU ユーザーの同意
・一般カテゴリ
・広告ネットワーク
・広告配信
管理リンクをクリックして、設定する内容と設定の方法をよく把握したうえで設定を行っていただきたい。
レポート
レポートでは期間(今日/過去7日間/過去30日間/今月/先月/カスタム)を指定して、以下の種類に対するレポートを表示する。
- アカウント全体(日単位)
- サイト
- 上位のページ
- コンテンツプラットフォーム
- 国
- 広告ユニット
- プラットフォーム
- アカウント全体(週単位)
- アカウント全体(月単位)
- カスタムチャネル
- URLチャネル
- 確認済みのサイト
- 配信されたクリエイティブ
- 広告フォーマット
- 広告サイズ
- クリエイティブサイズ
- ターゲットのタイプ
- 入札単価タイプ
- 広告ネットワーク
- 広告セッション
この並びは自由にカスタマイズできる。
レポートの内容は、ホームのパフォーマンスで説明した内容である。グラフで見られたり、日単位で見ることができる。
最適化
最適化サブメニューをクリックすると3つのサブメニューが現れる。
- 最適化案
最適化案が見つかった場合に表示される。今回残念ながら最適化案はないそうだ。その間にテストを実施して広告のパフォーマンスを高めるように勧められた。 - テスト
テストには、ブロックのコントロールと自動広告の2種類の機能がある。他のブロガーさんも、収益性を高めるためにぜひ自動広告のテストはやった方が良いとのこと。
テストを作成して開始するだけであるが、評価にしばらく日数がかかるようである。収益に関わる重要な機能であるため、また後日記事を改めて紹介したい。 - Labs
一般公開前の魅力的な新機能をお試しできる機能のようである。有効な Labs 機能はまだないとのこと。2023/4/19時点では「AdSense ショッピング リンクをオンにする」を検討されているようである。
ポリシーセンター
ポリシーセンターをクリックしたら「現在、問題はありません」と表示された。
詳細を見ると「ポリシー センターを使うと、広告配信への影響を最小限に抑えて、問題をすばやく効率的に解決できます。問題を解決した後は、サイトの審査をリクエストできます。」と記載してある。
記事作成ごとにポリシーセンターでチェックした方がよさそうである。
お支払い
お支払いをクリックすると次の2つのサブメニューが表示される。
- お支払い情報
一番気になる情報である。期間単位で収益が表示される。 - 適格性の確認
「本人確認 お客様のアカウントでお支払いを受け取っていただけるようにするには、個人情報の確認を求められる場合があります」とのことである。収益がお支払い基準額に達した際にまた確認したい。
アカウント
アカウントには3つのサブメニューがあり、それぞれさらにサブメニューに分かれる。
- 設定
・アカウント情報・・・販売者情報の公開設定を操作する画面である。通知のところで紹介したように、各自よく考えて設定していただきたい。
・個人情報・・・申請時の個人情報やメールの設定。 - アクセスと認証
・ユーザー管理・・・ご自身のサイトにユーザーを追加する場合に使用する。
・クローラアクセス・・・ログインが必要なページに広告を表示させる際に、クローラがアクセスするためのログイン情報を設定する。
・第三者・・・第三者による AdSense アカウントへのアクセスを行う際に、設定を行う。
・Google アナリティクスとの統合・・・AdSense と Google アナリティクスのアカウントをリンクすると、アナリティクスで AdSense データにアクセスできるようになる。両アカウントの管理者権限をお持ちの場合は、このセクションで Google アナリティクス アカウントのリンクやリンク解除を設定できる。
私はこのような統合をしていないのでGoogleヘルプ以上のガイドは書けない。 - 受信トレイ
Googleからのメールが届く。
フィードバック
フィードバックを Google に送信するためのメニュー。フィードバックフォームが表示される。
私はフィードバックを送ったことがないため、これ以上の情報は持ち合わせていない。
終わりに
意気込んで記事を作成したが、一通りのメニューをサラッと触れた程度のGoogleのガイド程度の記事になってしまった。
それでもいくつかはお役に立てる情報を盛り込めたのではないかと思っている。
次回はGoogle AdSense管理画面で取り残したテスト関連とGoogle Serch Consoleについての記事を投稿したい。
乞うご期待!
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※記事で使用した画像の出典は、Google AdSenseの管理画面及びメール通知である。