2023/9/16 記事作成
がん統計
国立研究開発法人国立がん研究センターのがん情報サービスーがん統計で、「年次推移」に次のようにまとめられている。
- がんの罹患数と死亡数は、人口の高齢化を主な要因として、ともに増加し続けている。
- 人口の高齢化の影響を除いた年齢調整率で見ると、がんの罹患は2010年前後まで増加しその後横ばい、死亡は1990年代半ばをピークに減少している。
- がんの生存率は多くの部位で上昇傾向にある。
一方で「最新がん統計のまとめ」で次のようにまとめられている。
- 2019年に新たに診断されたがんは999,075例(男性566,460例、女性432,607例)*
*性別不詳があるため男女の合計が総数と一致しません。 - 2021年にがんで死亡した人は381,505人(男性222,467人、女性159,038人)
- 2009~2011年にがんと診断された人の5年相対生存率は男女計で64.1 %(男性62.0 %、女性66.9 %)
- 日本人が一生のうちにがんと診断される確率は(2019年データに基づく)
男性65.5%(2人に1人)
女性51.2%(2人に1人) - 日本人ががんで死亡する確率は(2021年のデータに基づく)
男性26.2%(4人に1人)
女性17.7%(6人に1人)
同センターでは「がんを早期に発見し適切な治療を行うことによりがん死亡率を減らすこと」を目的にがん検診を勧めている。
昨今技術の進歩により様々ながん検診の方法が現れている。どの検診をすべきか、悩まれている方も多いのではないかと思う。
本記事ではあまたあるがん検診の方法を調査してみた。がんに不安のある方は是非ご覧いただきたい。
がん保険の見直し
筆者ががん検診を調査するきっかけをお話ししたい。
筆者は20年以上前、父を肺がんで無くしている。父だけではなく、筆者の家系はがん家系と言ってよいだろう。
記憶にあるところでは祖父の胃がん(死亡)を筆頭に、9人兄弟である父の長男の肺がん(死亡)、2男の胃がん(死亡)、3男である父の肺がん(死亡)、4男の胃がん(生存)、5男の胃がん(生存)、6男の肺がん(死亡)という状況で、男兄弟は軒並みがんにやられている。女兄弟にはがんを患った人はいない。
筆者はがんになった時のために十分すぎるほど、がん保険に入っている。保障は充分であるが、毎月8,000円もの支払いが発生しており生活を圧迫している。子供たちも社会人になり、私も定年を迎えたことからがん保険については見直しを計ろうと考えている。
ただ、くも膜下出血での長期入院の前に保険の見直しをして失敗してしまったことから、がん保険については慎重に見直しをする予定である。
具体的にはがんの健診を受け、がんのリスクがないであろうという結果の上でがん保険を整理しようと考えている。
がん検診の種類
がん検診は大きく2つに大別できると考える。
- 医療機関で各部位ごとの検査装置で検査を行い、医師が問診・触診などを行って総合的に判断する健診(精密検査を含む)
- 体液を採取して腫瘍マーカーを検査する。腫瘍マーカーは、がんの診断の補助や、診断後の経過や治療の効果をみることを目的に行う。
腫瘍マーカーとは、がんの種類によって特徴的に作られるタンパク質などの物質であり、がん細胞やがん細胞に反応した細胞によって作られる。がんの有無やがんがある場所は、腫瘍マーカーの値だけでは確定できないため、画像検査など、その他の検査の結果も合わせて、医師が総合的に判断する。
腫瘍マーカーで使用する体液は様々なものがある。AIを活用して診断するものなど、技術の向上で様々な方法が現れてきているようである。
- 血液:指先から採取した一滴の血液で大腸がん・胃がん・肺がん・前立腺がん・乳がんなどなどの検査を行う。オンラインでも来院でも可能で、費用は約2万円くらい。
- 尿:自宅で簡単にがんのリスクを調べられる尿検査。肺がん、胃がん、大腸がん、食道がん、すい臓がん、卵巣がん、乳がんなどを調べられる。費用は5万円強。
- 唾液:肺がん、胃がん、膵がん、口腔がん、乳がん、大腸がんなどを調べられる。費用は2万前後。
筆者は最近、以下の検査を受けてきた。
医療機関での検診は、こくほのがん検診を利用し、腫瘍マーカーは血液のオンライン検査を行った。いずれも記事で紹介しているので、ご参照いただきたい。
こくほのがん検診では半日ほど拘束され、内視鏡カメラでのたうち回った。結果は1か月ほどかかるということで現在結果待ちの状況である。
腫瘍マーカーは【銀座血液検査ラボ/ketsuken】を利用し、申し込みの翌日キットが届き、翌日に検体(血液)を送ったところ、2日後には検査結果が届いた。いずれのがんにも異常値は見られなかった。
【銀座血液検査ラボ/ketsuken】は、
- 病院で検査をすることに躊躇している人
- 病院に行く時間を取れない人
- 病院で長時間拘束されるのが嫌な人
- 病院だと検査結果が届くのが遅いと思う人
など、医療機関で健診をうけることに不安を持っている人にもお勧めである。
おわりに
筆者は医師ではなく、がんの専門家でもない。そのため、どのがん検診が良いか評価できない。個人的な経験談に基づき、お勧めの健診方法を提示するのみである。
読者の皆様も、個人のご都合・ご状況・ご判断に基づき、最適ながん検診を選択していただきたい。
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※記事で使用した画像の出典は、【銀座血液検査ラボ/ketsuken】の血液検査サービスのページである。