保護ねこおやじのブログ

正月に発症した「くも膜下出血」の闘病日誌

MENU

広告:くも膜下出血と保険の見直し

くも膜下出血発症の数年前、保険の見直しを行っていた。当時保険見直しのコマーシャルが多く、現在加入している保険内容の評価をしてもらいたく、妻と一緒に何気なく出向いた。7~8年ほど前のことである。当時は将来くも膜下出血を発症するとは夢にも思っていなかったころである。

当時加入していた保険料は、年間24万とちょっと高めであった。その分保障は充実させていた。子供2人とも成人になったので、保障の見直しすることにした。以前心療内科に通ったことがあり、心療内科にかかると新たな生命保険には入れないと伺った。このため、生命保険分はそのままにし、医療保険の部分の見直しを行った。入院保障が1日1万で、6か月分まで保障される契約であった。がんについては加入保険とは別口であるがん保険に4口加入していることもあり、加入保険の医療保険分の保障を少し下げてもいいのではないか、と保険の見直しの担当者から示唆を受けた。がんは手厚く入っており、心筋梗塞脳梗塞は数日中に亡くなる確率が高い。たとえ助かってもそれほど長い入院になることは少ない、と言った説明を受け、納得した。心療内科に通院していたことで新たな医療保険に入ることができなかったため、加入保険での契約を入院1日5000円の最大60日分に変更したのである。保険料が多少下がり、特に何もなければ普通に節約できたことになる。

が、しかしながら、今回のくも膜下出血の入院が半年に及んだ。結果的にではあるが、見直し前の保障であったら、1万× 180日分もらえるはずが、5千円×60日分にしかならない。体調が回復したのち、妻からさんざん保険のことを言われた。

会社の健康保険の制度で高額医療制度があり、病院代はまかなえた。しかし、休職が1年以上に及び、休職中は給料カットで、健康保険組合からの給付金が7割程度であったため、生活がだいぶ苦しくなった。加えて復帰後、長期にわたって休職していたということで、降格人事となり、さらに給与が低くなってしまった。降格人事については、特に反論することもできず、素直に受け入れるしかなかった。降格人事は保険の見直しが原因であるわけではないが、以前の医療保険から変更しなければもう少し生活は楽になったことだろうと考えた。

くも膜下出血になるかならないか、なったとしても、入院期間がここまで長引くかどうかは、あくまで結果論である。当時の段階では先のことはわからない。ただ、何で見直してしまったのだろうと後悔している。