保護ねこおやじのブログ

正月に発症した「くも膜下出血」の闘病日誌

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広告:くも膜下出血による急性病院での足のリハビリ

1月4日にくも膜下出血を発症し、病院のベッドで目がさめてからしばらくは車いすを使っていた。足が動かないのではなく、歩行バランスが保てなかった。「くも膜下出血の後遺症 - 保護ねこおやじのブログ (hatenablog.com)」記事の【歩行障害】もご参照いただきたい。

母は15年位前に脳梗塞を発症し、現在半身不随で車いす生活を送っている。原因は脳梗塞による半身麻痺である。麻痺している方の足が動かない。

これと比べると私の歩行障害の原因に皆目見当がつかなかった。足が動かないのではない。両足とも動かすことができる。寝たきりにより筋肉が落ちているのでもない。ベッド上で足を上下する筋力トレーニングもできる。バランスが取れずに歩けないという状況である。歩き方、歩く時の筋肉の使い方を忘れてしまったのか。延髄に軽い脳梗塞を発症しており、運動野に何らかの問題が発生しているのであろうか。これらもベッド上で足を上にあげて歩行のシミュレーションをするとできるため、いずれも的外れの気がしていた。車いすの後はキャスター付きの歩行器で院内を移動していた。歩行器につかまりながら足を交互に動かしているため、筋力の問題でも足の使い方を忘れたわけでも、歩行をつかさどる脳の問題でもない。

人は歩行する場合片足をあげてから重心を前に移動させ、前方に倒れる前にあげた足を前に出して着地する、といった動作を繰り返して前方に移動している。これら一連の動作でバランスが保てていない。

意識を取り戻してしばらくしたのち、両足で立つことはできるようになった。しかし、片足をあげるとバランスを崩してふらついてしまう。片足をあげられないので歩行ができないというわけである。片足をあげるとバランスが崩れるので、バランスが取れずに歩行ができない、といった症状になる。

急性病院に入院している間、なぜ歩行ができないのか、その理由がまるっきりわからなかった。原因がわからないままでは有効なリハビリができないと考えており、ずっと真の原因を探りたかった。入院後4か月目でシャント手術を行い、退院するころには一本杖で歩行できるまで回復した。急性病院の次はリハビリ病院に転院する。発症前と同程度の歩行状態に回復すべく、トレーニングを行っていくことを決意した。

急性病院退院時の後遺症はいくつかあるが、リハビリ病院に向けたテーマは大きく2つある。

①発症前と同程度の歩行

②右腕・肩の痛み軽減

②についてはリハビリ病院と退院後の整形外科での電気治療ではよくならなかったが、シャント不全によるシャント再手術ですっかり痛みがなくなった。この顛末は「くも膜下出血の後遺症」記事の【左腕・肩の凝り・痛み】をご参照いただきたい。

①について、リハビリ病院で行ったトレーニングを、後続のくも膜下出血によるリハビリ病院での足のリハビリ - 保護ねこおやじのブログ (hatenablog.com)で紹介したい。