2024/1/12 記事公開+入力途中
2024/1/13 確定申告書入力再開
2024/1/14 書類の提出についての追記
はじめに
10/30の記事 確定拠出年金受給者の確定申告の調査から2か月余りが過ぎ、確定申告の時期が近付いてきた。先日確定拠出年金運営会社の日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社から「公的年金等の源泉徴収票」が届いたこともあり、そろそろ令和5年度の確定申告の準備を始めることにした。
令和5年度分の確定申告の調査をしながら確定申告の準備を進める。筆者と同じく定年退職後に確定拠出年金を受給されている方で、確定拠出年金の確定申告の手続きに不安のある方は、是非参照していただきたい。
目次
- はじめに
- 公的年金等の源泉徴収票
- 令和5年度確定申告
- 確定申告書の作成
- おわりに
- ふるさと納税サイトのご紹介
- Rakurin(ラクリン)=AIライティングツールの紹介
- お勧めのASP・ネットショッピング
- 銀座血液検査ラボ/ketsukenの紹介
公的年金等の源泉徴収票
日本レコード・キーピング・ネットワーク株式会社から届いた「公的年金等の源泉徴収票」には次のように記載されている。
以下、緑文字で全文を引用する。
お支払いしております老齢給付金(年金)は、所得税法に基づき、一律に年金額の7.5%相当額を源泉徴収しております。
老齢給付金(年金)は雑所得として総合課税されますので、確定申告により税金の過不足が調整されます。
「公的年金等の源泉徴収票」をキリトリ線にそって切り離し、確定申告の際にご使用ください。
詳しくは、所轄の税務署にご相談ください。
※平成25年1月1日から25年間、お支払いにかかる源泉徴収税額(所得税額)には、「復興特別所得税」が新たに加算されます。
令和5年度確定申告
10/30の記事 確定拠出年金受給者の確定申告の調査で調査した結果、今年度の確定申告では事業として経費申請せず、例年通り医療費控除のみにしようと判断した。とは言っても、給与所得・退職所得・確定拠出年金の収入・医療費控除・ふるさと納税など確定申告の対象がそれなりにある。
まず、令和5年度の確定申告の時期を確認する。
令和5年分確定申告の相談及び申告書の受付期間について
令和5年分確定申告の相談及び申告書の受付は、令和6年2月16日(金)から同年3月15日(金)までです。
還付申告については、令和6年2月15日(木)以前でも提出できます(税務署の閉庁日(土・日曜・祝日等)は、通常税務署では相談及び申告書の受付は行っておりません。)。
提出は2月16日からであるが、還付申告であればそれ以前でも提出できるようである。納付か還付か現時点ではわからないが、申告書の作成は可能である。
確定申告書の作成
国税庁ホームページ
国税局の令和5年分 確定申告特集を確認しながら、申告書等を作成していく。
国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」ボタンをクリックすると「申告書などを作成する」ページに遷移する。
案内に従い、「ご利用ガイド」を確認する。別ウィンドウが立ち上がる。
次のメニューがあり、それぞれ詳しく記載されている。
「ご利用になれない方」が心配だったので読んでみたが、何やら小難しくてよくわからない。
「ご利用方法」と「入力例」が操作ガイドになっているのであるが、汎用的に記載されており、雑然としている。実際に作成しながら、この記事で操作手順を記載していきたい。
申告書等の作成(事前準備)
申告書等を作成するのページで、「作成開始」のボタンをクリックする。
別ウィンドウが立ち上がり、「税務署への提出方法の選択」ページが表示されるとともに、元のウィンドウからタブが一つ消えている。別ウィンドウに移動したようだ。変な造りである。
最初に税務署への提出方法を選択する手順のようだ。選択の内容によって画面遷移が変わってくるのであろうか。
以前は医療費控除の領収書とEXCELでまとめた一覧を送付していたので、その他にある「印刷して提出」を選択していた。今はICカードリーダーはないがマイナンバーカードとスマホがあるので、「スマートフォンを利用してe-Tax」を選択することにしよう。
作成する申告書等の選択ページに遷移するので、「令和5年分の申告書等の作成」を開く。4種類出てくるが、「所得税」と「決算書・収支内訳書(+所得税)」のどちらを選択すべきか悩む。
「よくある質問」の検索ボックスに「確定拠出年金」と打ち込む。
6件のヒットのうち、2番目の「退職所得とは?」が近そうなのでクリックする。
確定拠出年金も退職所得とみなされるようだ。としたら4種類の申告書の種類のうち、「所得税」でいいのであろうか?わかりにくいがとりあえずクリックする。
「マイナポータル連携」のページに遷移する。
マイナポータル連携はしていないので、「連携しないで申告書等を作成する」をクリックすると「選択されています」と表示される。「次へ進む」をクリックする。
スマホにマイナポータルアプリのインストールが必要のようだ。既にインストールしてあるので、右下の「利用規約に同意して次へ」をクリックする。
マイナポータルを起動して、ログインしてしまった。ログインせずに「読み取り」をタップするようだ。
上の画面のQRコードを読み取ると、マイナンバーカードの読み取りが促される。カードを読み取ると、「ログインに成功しました QRコードを表示していたブラウザを確認してください」とスマホに表示される。PCのブラウザを見ると次のポップアップが表示されている。
「次へ」ボタンをクリックする。マイナンバーカード方式の利用開始画面が表示される。
「初めてe-Taxをご利用される方はこちら」を開き、「マイナンバーカード情報の確認へ」をクリックする。
マイナンバーカードから読み取るを選択してスマートフォンで読み取りをクリックすると先ほどと同様にQRコードが表示され、マイナポータルでQRコードを読み取って、マイナンバーカードから氏名などの情報を吸い上げることができる。
PCのブラウザとスマホのマイナポータルで情報がやり取りできる。マイナンバーカードとQRコードの技術が素晴らしいと感銘を受けた。
次へをクリックし、ブランクの項目を入力して「確認」ボタンをクリックし、提出先の税務署を確定する。登録したメールアドレスにメールが届き、何度かマイナポータルとPCのブラウザ間で情報のやり取りを行うと、いつの間にか国税電子申告・納税システム(e-Tax)受付システムにログインできるようになっていた。
所得税及び復興特別所得税の確定申告書作成コーナー
ここまでは事前準備である。次へをクリックし、スマホとマイナンバーカードで認証すると、「所得税及び復興特別所得税の確定申告書作成コーナー」に遷移する。
次へ進むをクリックすると、「申告書の作成をはじめる前に」のページに遷移する。まだ申告書の作成はできないようだ。
生年月日、確定申告書の提出方法を確認し、申告内容に関する質問を3つ回答した。
- 給与以外に申告する収入はありますか?⇒年金収入があるので「はい」
- 税務署から青色申告の承認を受けていますか?⇒「いいえ」
- 税務署から予定納税額の通知を受けていますか?⇒「いいえ」
次のページでやっと「収入金額・所得金額の入力」ができる。
ちょっと疲れたので、右下の「ここまでの入力内容を保存する」をクリックし、明日以降継続する。
「入力中のデータをダウンロードする」をクリックし、「r5syotoku.data」をフォルダに格納する。
⇒2024/1/13 確定申告書入力再開
国税庁ホームページの国税庁 確定申告書等作成コーナーで「保存データを利用して作成」ボタンをクリックし、確定申告書入力再開する。
「作成再開」ボタンをクリックし、保存したr5syotoku.dataを選択し、「作成再開」をクリックする。収入金額・所得金額の入力画面が表示される。保存した時何も入力していないので、ブランクのままだ。
このページで、「総合課税の所得」表のうち、対象の欄を入力していく。
給与所得の入力
事業所得、不動産所得、利子所得、配当所得はないので、まず給与所得の「入力する」をクリックする。給与等の支払者から交付された源泉徴収票の入力ページが表示される。
書面で交付された年末調整済みでない源泉徴収票の入力を入力する。年末調整済みかどうかは、「年末調整済みと年末調整済みでない源泉徴収票の見分け方」を見ればわかる。
給与所得の入力ボックスが表示され、定年退職した時の会社から受け取った源泉徴収票を見ながら入力していく。
複数枚の源泉徴収票がある場合には「続けてもう1件入力」をクリックする。入力し終わったら「入力内容の確認」をクリックして、確認した後「次へ進む」をクリックする。「総合課税の所得」表に戻る。
退職所得の入力
続けて退職所得を入力しようとしたが、総合課税の表に見当たらない。いろいろとヘルプを見た結果、よく見ると「分離課税の所得」の方にあった。
入力するをクリックすると退職所得の入力ページが表示される。
退職所得の入力はわかりにくい。源泉徴収票に基づいて入力したが、退職所得の内訳で未納付の源泉徴収税額に源泉徴収税額が表示される。また、市町村民税と都道府県民税の入力箇所がない。とりあえず入力完了をクリックする。
確定拠出年金
続いて確定拠出年金の入力を行う。日本レコード・キーピング・ネットワークから届いた源泉徴収票に「公的年金などの源泉徴収票」と書かれているので、総合課税の所得票の雑所得、公的年金等で良いのではないかと判断した。
公的年金等の支払者から交付された源泉徴収票の入力ページに遷移し、入力するをクリックすると公的年金等の入力ボックスが表示される。
入力内容を確認し、入力を終了する。
収入金額・所得金額の入力画面に戻ってきたので、入力終了(次へ)をクリックする。
所得控除の入力
所得控除の入力表が表示される。
医療費控除
医療費控除の入力するをクリックすると適用する医療費控除の選択画面が表示される。
例年通りの医療費控除を適用するを選択する。入力方法の選択(医療費控除)画面に遷移する。
大量の領収書をもとにEXCELで作ってしまったので、医療費の合計額のみ入力する(別途作成した明細書を提出してください)を選択すると合計額の入力欄が表示される。
入力すると計算結果の確認(医療費控除)画面が表示される。次へ進むをクリックすると所得控除の表に戻る。
社会保険料控除
続いて国民健康保険料を入力する。社会保険料の支払先から交付された証明書等の入力画面が表示されるので、源泉徴収票に記載のない社会保険料について、「入力する」ボタンをクリックして入力する。
市から届いた国民健康保険料納付済み額のお知らせ葉書に基づいて入力する。
入力を完了し、次へ進むをクリックすると所得控除の表に戻る。
生命保険料控除
生命保険料控除の入力するをクリックすると生命保険料控除の入力画面に遷移する。
中央の入力するをクリックすると生命保険料控除の入力ボックスが表示される。
生命保険会社から届いた葉書をもとに、1件ずつ入力する。入力が終わり次へ進むをクリックすると計算結果が表示され、所得控除の表に戻る。
地震保険料控除
地震保険料控除の入力をクリックすると地震保険料控除の入力画面に遷移する。
中央の入力するをクリックすると地震保険料控除の入力ボックスが表示される。
損保会社からの葉書に基づいて入力する。入力が終わり次へ進むをクリックすると計算結果が表示され、所得控除の表に戻る。
ふるさと納税
ふるさと納税ワンストップ特例の適用に関する申請書を提出された方も、ふるさと納税の全ての金額を「寄附金控除」の入力画面で入力してください。の案内に従って寄付金控除の入力するをクリックする。寄附金控除、政党等寄附金等特別控除の入力画面に遷移する。
中央の入力するをクリックすると寄附金控除、政党等寄附金等特別控除の入力ボックスが表示される。
ふるさと納税のサイトから印刷した2023年の寄付履歴の一覧に従って、全件入力する。入力が終わり次へ進むをクリックすると計算結果が表示され、所得控除の表に戻る。
その他の控除はいずれも対象ではないので、所得控除の入力は以上である。
とりあえず保存する。
税額控除・その他の項目
保存後、継続して入力する。入力終了(次へ)をクリックする。税額控除・その他の項目の入力画面に遷移する。
いずれも対象ではないので、入力終了(次へ)をクリックする。
計算結果確認
計算結果確認画面に遷移する。一通り確認する。どうやら還付されるようだ。還付なので2月16日を待たずに申請しても良いだろうと考える。
次へをクリックする。
財産債務調書、住民税等入力
財産債務調書、住民税等入力画面に遷移する。
いずれも対象ではなさそうなので、そのまま入力終了(次へ)をクリックする。
還付金額について
還付金額について画面に遷移する。ここで受け取り方法を選択し、振り込み先の金融機関情報を入力する。
住所・氏名等を入力し、次へ進むをクリックする。
マイナンバーの入力画面に遷移する。
申告書等の送信・印刷画面に遷移し、申告書のPDFを確認する。
e-Tax送信
スマホとマイナンバーを使用し、入力した申請書をe-Tax送信する。
しばらく待つと送信結果が表示される。
送信表などの印刷に進むをクリックする。
帳票表示・印刷ボタンをクリックすると送信表などがPDFでダウンロードできる。ダウンロードし、印刷する。
アンケートに回答して、PCでの作業は終了する。
おわりに
アンケートにも記載したが、ICカードリーダーを保有しなくてもスマホでマイナンバーと連携できるところが非常に良かった。
記事中にも記載したが、退職所得の入力箇所が分からなかったり、確定拠出年金の入力がこれで良いのか、わからないところがあった。
難しかったが、以前と比べて楽になったのではないかと感じた。
医療費控除は合計額を入力しただけなので、一覧表などを税務署に郵送する必要がある。あわせて源泉徴収票や保険会社からの葉書、医療費の領収書なども郵送してしまおうと考えている。
⇒2024/1/14 書類の提出について追記
1/13の版ではこのように書いたが、印刷した「令和05年分の申告書等送付票(兼送付書)」を見ると、別途提出が「医療費控除の明細書」だけであり、その他の書類は提出省略となっていた。このため、週明けでは医療費控除の一覧表のみ税務署に郵送することにする。
来年度は確定拠出年金所得しかないが、今年と同様に確定申告が必要になるかもしれない。事業所得も発生すると嬉しいが、どうなるかはわからない。
令和5年度の確定申告については以上とする。来年度また手続きが発生するようであれば、また記事で紹介する予定である。
前職の収入をベースとした住民税や国民健康保険の納税、および確定拠出年金には関係ないが固定資産税の納税手続きについても記事で紹介している。
よろしかったらご参照いただきたい。
ふるさと納税サイトのご紹介
確定申告の対象にふるさと納税をあげている。これは一昨年からふるさと納税を始めて、その魅力に取りつかれているからである。
ふるさと納税の魅力は、本記事では触れないが、いくつかのお勧めサイトを紹介したい。
ふるさと納税サイトのお勧めは個々人によって異なる。
寄付のポリシー(納税先や生産者ファーストなど)や、返礼品、寄付した時のポイント先など、ご自身の一番良いサイトを選んでいただきたい。
2021年9月に始まったばかりのふるさと納税サイト「ポケマルふるさと納税」を紹介する。このサイトは日本最大級の産直サイト「ポケットマルシェ (ポケマル) 」が運営するサイトである。
ポイ活や電子マネーにau Payを活用している方には「au Payふるさと納税」を紹介する。
ポイントバックにAmazonギフト券が良い方や、転職活動中のかたには「マイナビふるさと納税」を紹介する。
メインのクレジットカードに東急カードを活用されている方には「ふるさとパレット」を紹介する。
明石の味を食したいなら「明石めで鯛屋」を紹介する。
会員50万人以上!日本最大級の産直サイト【ポケットマルシェ】。
先頭で紹介した「ポケマルふるさと納税」を運営しているサイトである。
ふるさと納税と合わせて、アフィリエイト登録しているお勧めの転職サイトの一覧を紹介する。
転職先や就職先をお探しの方は是非ご覧いただきたい。
Rakurin(ラクリン)=AIライティングツールの紹介
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